忖度(そんたく)(2017.3.22)

最近、ちまたでは、「忖度(そんたく)」という言葉がはやっているようです。

相手の心中をおしはかる、相手の気持ちを慮る(おもんばかる)といった意味のようですが、官僚が、力の強い政治家(もちろん物理的な力ではありません。いろいろな所に影響力を行使できる人脈や金脈を有しているといったことのようです。)を喜ばせよう(取り入ろう)として自分の権限を利用して本分にもとる行為を行うことは、忖度ではないと思います。確かに、その政治家の利益にもなり、結果として官僚が予算を通しやすくなったり、後の人事に役立ったりと、自分の利益も計れる,WIN、WINの関係にも見えますが、何より大切な国民の利益や税金を勝手に費消しているという視点が欠けているのです。それは「忖度」ではなく、癒着というものです。昔の人は正しく「そんたく」をしており、名前にもなっております、「二宮そんたく(尊徳)=二宮金次郎」と。

弁護士:棚 橋 栄 蔵

2017年03月22日